世界のドキドキコラム

「おめでとう」も「想ってます」も、すべて込めて。〜ハワイ編〜
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名前:エビサワサトミ(ハワイアンネーム:Sanoeohiiaka)
フラダンサー
ハワイ島在住暦14年

イメージハワイアンジュエリーというと、日本人に人気なのはシルバーのペンダントやリングだと思うけど、ロコの間ではゴールドが主流。特に黒く縁どったゴールドのバングルが一般的ですね。私も身に付けてます。ハワイアンジュエリーは割と現代のもので、リリウオカラニ女王(1838-1917:ハワイ王朝第8代女王、ハワイ最後の国王)が、親交の深かったイギリス王室の女王が故夫に捧げたジュエリーに倣って、喪に服する意味を込めて黒い文字をゴールドのバングルに刻んで身に付けたことから始まったみたい。今は形見として、家族や親戚に、母から娘に継ぐという人もいます。受け継いで贈るという意味では、「ニイハウ・シェル」がやっぱり特別。一般人は立ち入れないニイハウ島で採れる、米粒くらいのキレイな貝を拾って繋いで作るの。手間もかかるし希少価値があるから、本物だとすごく高価で、50万円くらい。日本だとパールみたいなものかな。
ニイハウ・シェルみたいに、自然の素材を使った手づくりのもので人気なのが、「ラウハラ・ハット」という帽子。私が持っているものは、「コナスタイル」って呼ばれていて、コナ地域のスタイルで編まれたものみたい。クム(フラの師匠)から「あなたの方が似合うわ」って贈られたもの。ハラの葉を採ってきて、水に浸して乾かしてなめして裂いて編んでいく。全部手作業だから、一つとして同じものはないの。編む人が、少し編み目を変えたりねじったりして、自分だけのサインを入れている。そういうものを贈るのも、ハワイらしい。

ロコのウェディングは、式自体はアメリカ式が多いけど、レセプションは家の庭かビーチがほとんど。「ルアウ」(ハワイ語で宴)では、採れるものを各自で持ってきて、みんなでご飯を作って用意する。その席ではフラも踊るの。ゲストの服装は、ムームー、アロハ、レイを首にかけて、足下はビーサン(笑)。
ハワイでは、あらゆるときに「レイ」を贈りますね。結婚式、お葬式、卒業式、出産祝い……。節目のパーティーや儀式はもちろん、ちょっとした御礼にもレイを贈る。妊婦さんにだけ、「オープンレイ」といって輪にしないレイを贈ります。これは、へその緒が絡まらないようにというおまじないのようなもの。
贈られたレイやつくったレイは、枯れてきたらお庭に置いたり、大切なレイはヘイアウ(聖域)へ置いたりして、自然に還すことが多いかな。レイには、「おめでとう」「ありがとう」「心配してます」「あなたのことを想ってます」も、すべて込められてる。レイをつくるときに、山へ行って花を選ぶときから、贈る相手のことを想っているわけだから。私が嬉しかったのは、アラカイ(クムに最も近い存在、リーダー的存在)が、a ali'i(アアリイ)という花で「レイポオ」(頭につけるレイ)を作って贈ってくれたこと。標高の高い所によく咲いている花だからハワイ島ならではのポオだし、5年以上前に贈ってもらったけど、今もドライにして飾ってあります。

Interview & Written:沢田美希(ASOBOT)
Illustrator:日比野尚子(オカダデザイン)

ジュエリーショップ/『カナル4℃ 吉祥寺PARCO店』
http://www.parco-kichijoji.com/page/shop/detail/?id=15
オリジナルコレクションだけでなく、インポートジュエリーも扱う。『ルーベル・デザインズ』は、マウイ島出身の二人のデザイナーによる、自然の要素とパリの都会的雰囲気をコンセプトに作られた、天然石が繊細に輝くジュエリー

フラワーショップ/『青山フラワーマーケット』 ※浦和PARCOほか
http://www.parco-urawa.com/page/shop/detail/?id=4372 
ハワイではレイ。日本では花束を。大きな花束だけでなく、センスのよいミニブーケも店頭にたくさん並ぶ。男性も気兼ねなく買える雰囲気が嬉しい。ちょっとした贈りものに最適

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